結論から言うと、PF1.2は決して低くありません。
むしろ、長期運用を前提としたEAにおいては「現実的で健全な数値」です。
しかし、SNSや販売ページでは「PF2.0以上」「PF3.0」といった数字が並び、PF1.2は弱く見えてしまうのも事実でしょう。
この記事では、EA-Labで複数のEAを開発してきた実体験をもとに、PF1.2の本当の意味を解説します。
そもそもPFとは何か?
PF(プロフィットファクター)は、総利益 ÷ 総損失で計算されます。
- PF1.0 → トントン
- PF1.2 → 利益が損失の1.2倍
- PF1.5 → 優秀
- PF2.0以上 → 非常に高い
単純に見ると、PFが高いほど良いEAに見えます。
しかし、PFは「取引数」とセットで見なければ意味がありません。
PF1.2が低く見える理由
① 短期バックテストの影響
1〜2年の好相場だけを切り取れば、PF2.0以上は作れます。
しかし、期間を10年に伸ばすとどうなるでしょうか。
相場環境は必ず変わります。
トレンド相場、レンジ相場、ボラ拡大、閑散期。
長期テストではPFは自然と収束します。
② 取引数が少ないとPFは跳ねやすい
月1〜2回のEAは、勝ちが続けばPFは簡単に2.0を超えます。
しかし、サンプルが少ない=ブレが大きい。
PFが高いことと、安定していることは別問題です。
EA-LabがPFより重視しているもの
私たちはPF単体ではなく、以下を重視しています。
- 最大DDとのバランス
- 取引数の安定性
- 年単位で崩れないか
- 再現性
例えばGENESISは、2016〜2025年の10年間テストで
- PF1.17
- 最大DD8.69%
- 勝率約70%
- 月5〜7回の安定取引
一見PFは派手ではありません。
しかし、10年間崩れずに推移したことが重要です。
PF1.2は現実的な“長期型”の数値
PF1.2 × 月5〜7回 × DD10%以内
この組み合わせは、長期運用に適した設計です。
逆に、
- PF2.0
- 取引数月1回
- DD30%
どちらを選ぶかは思想次第です。
EA-Labは前者を選びます。
PF1.2が危険になるケース
もちろん、PF1.2でも危険な場合があります。
- 取引数が極端に少ない
- 特定期間だけ良い
- DDが大きい
- 最適化しすぎている
PFは単体評価してはいけません。
結論:PFは“バランス”で見る
PF1.2は低くありません。
重要なのは、
- DDとの関係
- 取引数との関係
- テスト期間の長さ
- 思想との整合性
EA-Labでは、「年単位で崩れないこと」を優先しています。
PFの正しい見方については、こちらの記事も参考にしてください。
また、GENESIS・凜・AXISの違いについては比較記事をご覧ください。
