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EAの推奨証拠金は信用していいのか?販売者によって違う理由

EAを探していると、必ずと言っていいほど目にするのが「推奨証拠金」です。

例えば、

  • 推奨証拠金10万円
  • 推奨証拠金30万円
  • 推奨証拠金100万円

など、販売者によって大きく違います。

ここで初心者の方がよく思うのが、「推奨証拠金10万円なら10万円で安全に運用できるんだな」という考え方です。

しかし、EAを3本開発してきた経験から言うと、推奨証拠金は絶対的な基準ではありません。

むしろ、販売者によって考え方が大きく違うため、数字だけを見ると誤解することがあります。

今回は、推奨証拠金の正しい見方と、なぜ販売者ごとに違うのかを解説します。

推奨証拠金とは何なのか

まず前提として、推奨証拠金には明確な業界基準がありません。

例えば、「最大ドローダウンの2倍必要」というルールもなければ、「ロスカット率○%以下」という共通基準もありません。

つまり、販売者が独自に決めているケースがほとんどです。

最低運用資金の場合もある

実は、推奨証拠金10万円と書かれていても、意味は販売者によって異なります。

ある販売者は、「10万円あればギリギリ運用できる」という意味で書いているかもしれません。

一方で、「10万円あればかなり余裕を持って運用できる」という意味で書いている販売者もいます。

同じ10万円でも、中身は全く違うのです。

なぜ販売者によって違うのか

ここが最も重要なポイントです。

リスクに対する考え方が違う

例えば、最大ドローダウン20%のEAがあるとします。

ある販売者は、「資金10万円なら大丈夫」と考えるかもしれません。

しかし別の販売者は、「想定外も考慮して30万円欲しい」と考えるかもしれません。

どちらも間違いではありません。

単純にリスク許容度が違うだけです。

販売上の見せ方も影響する

少し厳しい話になりますが、推奨証拠金が低い方が売れやすい傾向があります。

例えば、推奨証拠金10万円と、推奨証拠金50万円なら、多くの人は前者の方が魅力的に見えます。

そのため、販売者によっては最低ラインを推奨証拠金として掲載している場合もあります。

もちろん全てではありません。

しかし、「推奨証拠金が低い=安全」とは限らないことは覚えておくべきです。

GENESIS・AXIS・凜開発で感じたこと

私たちがGENESIS・AXIS・凜を開発していて強く感じたのは、推奨証拠金という数字を決めることの難しさです。

例えば、バックテスト上では10万円でも運用可能。

しかし、実際の相場では、

  • スプレッド拡大
  • スリッページ
  • 想定外の連敗

などもあります。

そう考えると、開発者としては余裕を持った数字を提示したくなります。

一方で、あまり大きな金額を書くと、「そんな資金ないよ」と思われるかもしれません。

このバランスは非常に難しいと感じました。

本当に重要なのは推奨証拠金ではない

開発していて気付いたのは、推奨証拠金そのものより、どんな負け方をするEAなのかの方が重要だということです。

例えば、最大ドローダウン10%のEAと、最大ドローダウン40%のEA。

同じ推奨証拠金でも意味は全く違います。

推奨証拠金を見る時に確認するべきポイント

では、購入者は何を確認すれば良いのでしょうか。

最大ドローダウン

まず最優先です。

最大ドローダウンは、EA運用において最も重要な指標のひとつです。停止判断との関係については、こちらの記事も参考にしてください。

推奨証拠金だけではなく、過去の最大ドローダウンを見る必要があります。

例えば、

推奨証拠金20万円

最大ドローダウン30%

なら、実際にはかなり大きな資金変動を覚悟する必要があります。

ロット設定

推奨証拠金はロットとセットです。

ロット設定によって、同じEAでも必要資金やリスクは大きく変わります。ロット設定の考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。

同じEAでも、

0.01ロットなのか

0.1ロットなのか

で必要資金は大きく変わります。

販売ページを見る時は、必ずロット設定も確認しましょう。

最大連敗数

初心者が見落としやすいポイントです。

連敗が続いた時にどれだけ資金が減る可能性があるのか。

ここも推奨証拠金を考える上で重要です。

推奨証拠金ギリギリ運用は危険

個人的にあまりおすすめしないのが、推奨証拠金ピッタリで始めることです。

実際にEAで大きな損失を出してしまう人の多くは、資金管理や証拠金管理に問題があります。

例えば、推奨証拠金10万円なら、20万円や30万円で運用した方が精神的にも楽です。

含み損への耐性が変わる

EA運用では、含み損がどの程度まで発生する可能性があるのかも理解しておく必要があります。

同じ含み損でも、資金10万円と20万円では感じ方が全く違います。

例えば、2万円の含み損。

資金10万円なら20%です。

資金20万円なら10%です。

EA運用はメンタルとの戦いでもあります。

余裕資金で運用する方が、途中で停止するリスクも減ります。

推奨証拠金より大切な考え方

最終的に大切なのは、「推奨証拠金だから安心」と思わないことです。

見るべきなのは、

  • 最大ドローダウン
  • 最大連敗
  • ロット設定
  • 含み損の大きさ
  • 自分の資金量

です。

推奨証拠金は参考にはなります。

しかし、それだけで安全性を判断することはできません。

まとめ

EAの推奨証拠金は、販売者ごとに考え方が違います。

そのため、

推奨証拠金10万円だから安全。

推奨証拠金100万円だから危険。

という単純なものではありません。

重要なのは、

  • 推奨証拠金の根拠
  • 最大ドローダウン
  • ロット設定
  • 連敗時のリスク

を総合的に確認することです。

私たちがGENESIS・AXIS・凜を開発する中でも感じたのは、推奨証拠金はあくまで目安でしかないということでした。

EA選びで本当に大切なのは、「いくらから始められるか」ではなく、「どれだけのリスクを取るEAなのか」

を理解することです。

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