EAはこうやって作られる | GENESIS開発ログ④ 運用と改善

ロジック設計、バックテスト、フォワードテスト。
ここまで来て、やっとEAは「使える状態」になります。

ですが、ここで終わりではありません。

むしろここからが本番です。

結論から言うと、EA運用とは「放置」ではなく「管理と改善の繰り返し」です。

今回は、GENESISを実際に運用しながら行ってきた判断や改善、そして3つのEA開発を通して見えてきた“運用のリアル”を解説します。

EAは放置すると壊れる

よくある誤解として、「EAは一度作れば放置で稼げる」というものがあります。

ですが現実は逆です。放置すると壊れます。

理由はシンプルで、

・相場は変わり続ける
・ボラティリティが変化する
・市場参加者が変わる

からです。

GENESISも例外ではなく、運用中に明らかに調子が落ちる期間がありました。

「止めるかどうか」の判断が最重要

運用で一番難しいのは、続けるか、止めるかの判断です。

GENESISでも、

・連敗が続く
・ドローダウン更新
・想定より成績が悪い

こういった場面は何度もありました。

ですが、ここで感情で止めるとほぼ失敗します。

判断基準は一つです。

想定内かどうか

GENESISで使っていた停止基準

実際にGENESISでは、以下のような基準で見ていました。

・最大DDの1.2〜1.5倍を超えたか
・バックテストで経験していない挙動か
・取引回数が極端に減っていないか

これを満たした場合のみ、停止・見直しを検討します。

逆に言えば、多少の不調では止めません。

改善は「足す」ではなく「引く」

運用中にやりがちなのが、

・フィルターを追加
・条件を細かくする
・ロジックを増やす

ですが、これはほぼ失敗します。

GENESISのアップデートでも、実際にやったのは“削る改善”です。

・無駄なエントリーを減らす
・影響の薄い条件を外す
・シンプルに戻す

この方向でしか改善していません。

3つのEA運用で見えた「生き残る条件」

GENESIS・凜・AXIS
すべてを運用してわかったことがあります。

それは、“完璧なEAは存在しない”ということです。

・どれも負ける
・どれも崩れる期間がある

ですが、

・想定内で収まる
・長期で見るとプラスになる

これが“生き残るEA”です。

AXISでも、ロット可変をやめたことで安定しました。

凜でも、祝日ロジックを入れなかったことでブレが減りました。

つまり、改善とは「安定させること」です。

運用のゴールは「勝つこと」ではない

ここが一番重要です。

運用のゴールは、一時的に勝つことではありません。

・長く続けられるか
・資金が耐えられるか
・再現性があるか

この3つです。

GENESISも、

・爆発的な利益は出ない
・負ける期間もある

ですが、

・想定内で収まる
・長期でプラスになる設計

になっています。

まとめ

EA運用で重要なのは、

・放置しない
・感情で止めない
・シンプルを保つ

この3つです。

GENESISの開発・運用を通して、EAは完成するものではなく、“育てていくもの”だと感じています。

ここまで読んでいただければ、EAの見方はかなり変わっているはずです。

ロジック、検証、運用。
すべてが繋がって初めて、「使えるEA」になります。

【関連記事】EAの評価に関する重要記事

EAを評価する際は、プロフィットファクター(PF)だけでなく、最大ドローダウン(DD)や取引回数など複数の指標を総合的に確認することが重要です。まずはこちらの記事をご覧ください。

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