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EAはいつ買うのが正解か?フォワード好調時に買うリスクを解説

EAを購入しようと考えた時、多くの人が一番気にするのが直近の成績です。

例えば、

「過去3ヶ月で月利10%」

「半年間負けなし」

「フォワード実績が右肩上がり」

フォワード実績を見る際は、単純に期間が長いことや利益が出ていることだけでは判断できません。見るべきポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

このような結果を見ると、「今が買い時だ」と感じるかもしれません。

しかし、EAを3本開発し、長期間バックテストやフォワード検証を行ってきた立場から言うと、フォワード実績が絶好調の時ほど、慎重に判断する必要があります。

少し意外に感じるかもしれません。

なぜなら、EAにも相場と同じように「好調期」と「不調期」が存在するからです。

今回は、EAを購入する最適なタイミングについて、開発者目線から解説します。

好調なEAを買いたくなる心理

まず理解しておきたいのは、「勝っているEAを買いたい」と思うこと自体は間違いではありません。

実際、運用実績を見ることは重要です。

ただし、人間には直近の結果を過大評価する傾向があります。

直近の利益が未来も続くとは限らない

例えば、半年間右肩上がりだったEA。

そのEAが翌月からも同じように利益を出し続ける保証はありません。

逆に、直近数ヶ月調子が悪いEAが、相場環境の変化によって再び利益を出すこともあります。

ここで重要なのは、「今勝っているか」ではなく、「長期的に期待値があるロジックなのか」という視点です。

フォワード好調時に購入するリスク

では、なぜ好調時の購入に注意が必要なのでしょうか。

最高のタイミングで過去を見ることになる

これは投資全般に共通する考え方です。

例えば、過去1年間で最高の成績を出した直後のEA。

その時点で購入した場合、その後に来る可能性がある、

  • 利益の停滞期間
  • 連敗期間
  • ドローダウン

を、購入直後に経験する可能性があります。

つまり、「勝っている姿を見て買ったのに、買った瞬間から負ける」ということが起こり得ます。

期待値とタイミングは別問題

ここで誤解してはいけません。

だからといって、「調子が悪い時に買えば良い」という話ではありません。

不調なEAが必ず復活する保証もありません。

重要なのは、好調期なのか、不調期なのか。ではなく、そのEAのロジックが、長期的に期待値を持っているか。という点です。

GENESIS・AXIS・凜を開発して感じたこと

私たちが3つのEAを開発する中で、強く感じたことがあります。

それは、どんなに優秀なEAでも、一直線に利益を出し続けることはないということです。

開発初期は、

「もっと右肩上がりにしたい」

「ドローダウンを減らしたい」

と考えていました。

しかし、最適化を繰り返すほど、過去には綺麗でも未来に弱いEAになっていくことを何度も経験しました。

最終的に残したのは、

  • 勝つ時期がある
  • 負ける時期がある
  • 停滞する時期がある

それでも長期間では利益が積み上がる。

そういうEAです。

つまり、購入する側も、「今どれだけ勝っているか」ではなく、「過去にどんな負け方をしてきたか」を見る必要があります。

購入前に確認するべきポイント

では、EAを購入する時に何を見るべきなのでしょうか。

① 長期のバックテスト

短期間の好成績よりも、

  • 10年以上の検証
  • 複数の相場環境
  • 十分な取引回数

などを確認することが重要です。

② フォワードの負け期間を見る

意外かもしれませんが、私は好調期間よりも、不調期間を見ます。

例えば、

  • どれくらい連敗したのか
  • 最大ドローダウンはどれくらいか
  • 停滞期間は何ヶ月あったか

購入前に過去の負け方を確認しておくことで、実際に運用中の連敗や不調時にも冷静に判断できるようになります。

こうした情報の方が、実際に運用する時の参考になります。

③ 販売者の考え方を見る

これも非常に重要です。

良い期間だけを切り取って、「今月利益○%達成!」と宣伝しているのか。

それとも、負けた期間も含めて公開し、リスクについて説明しているのか。

販売者の姿勢を見ることも、EA選びでは大切です。

EA販売者が公開している実績についても、利益率だけを見るのではなく、その裏側まで確認する必要があります。

ではEAを買うタイミングはいつなのか

ここまで読むと、「結局、いつ買えば良いの?」と思うかもしれません。

私の考えは、買うタイミングを狙うより、納得できるEAが見つかった時が買い時です。

株のように、「安い時に買って高い時に売る」という考え方とは少し違います。

EAは、

  • ロジック
  • バックテスト
  • フォワード実績
  • ドローダウン
  • 販売者の考え方

などを総合的に評価するものです。

そして購入した後も、好調な時期もあれば、不調な時期もあります。

EAは一度購入したら永遠に勝ち続けるものではありません。EAの寿命や相場変化について理解しておくことも重要です。

その波を理解した上で運用することが重要です。

まとめ

EAは、フォワード実績が好調な時に買えば成功するというものではありません。

むしろ、最高の成績を見て購入した直後に、停滞やドローダウンを経験することもあります。

大切なのは、

  • 直近の利益だけを見ない
  • 長期の検証結果を見る
  • 負け方を確認する
  • 販売者の姿勢を見る

ということです。

私たちがGENESIS・AXIS・凜を開発する中で学んだのも、「常に勝ち続けるEAを作ることはできない」という現実でした。

だからこそ、購入者も、「今勝っているEA」を探すのではなく、「負ける期間も含めて長く付き合えるEA」を選ぶことが大切だと考えています。

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